NWUDIR
青丹よし
 奈良の都に舞う論文
  束ねて公開リポジトリなり

奈良女子大学学術情報リポジトリへのお誘い
 
目次
リポジトリとは?
なぜリポジトリを進めるのか?
リポジトリに登録するメリットは?
個人や研究室のホームページとリポジトリの違いは?
リポジトリに登録できる内容は?
リポジトリに登録できる対象者は?
登録方法は?
登録までの流れ
著作権について ※重要!
リポジトリの動向
各種規程等

リポジトリとは?
リポジトリ(Repository)とは貯蔵庫の意味です。
奈良女子大学内で生産された知的生産物を、学術情報センターが責任を持って電子的に蓄積・保存し、インターネット上に公開するものです。
リポジトリに登録された知的生産物は、概要だけではなく全文を公開します。
リポジトリの構築は世界的規模で急速に進められています。

なぜリポジトリを進めるのか?
(1)シリアルズ・クライシス(Serials Crisis)
学術雑誌の価格は毎年程度値上がりしています。それに比べて予算は毎年削減されています。
いずれは学術情報センターや研究者は雑誌の購読を中止せざるを得なくなります。
購読者の減少は価格の上昇を引き起こすという悪循環に陥り、本学を含む中小規模大学では文献の入手が非常に困難な状況となります。
購読者が減少するということは、研究成果を発表してもほとんど読まれなくなるということです。
(2)オープンアクセス運動
(1)のような状況を打開するために、誰でもが学術情報に無料でアクセスできるようにしようという動きがオープンアクセス運動です。
これには下記のような二種類の方法があります。
@オープンアクセス誌の発行
掲載論文を無償で利用者に公開する電子ジャーナル=オープンアクセス誌の発行。
スウェーデンのLund大学が運営する DOAJ(Directory of Open Access Journal)。
Aセルフアーカイブ
著者が自分の研究成果をリポジトリや、自分自身のホームページなどから無料で公開する方法。
ただし、学術雑誌に投稿した論文の著作権は、出版者帰属するのが一般的ですので、著者であっても自分の研究成果を自由に公開することはできません。
しかし、最近ではプレプリントやポストプリントなどの著者最終稿の公開を許諾する出版社が増えてきました。
このような出版社を Green Publisher 雑誌を Green Journal と呼びます。

リポジトリに登録するメリットは?
リポジトリに登録された論文は、などの検索エンジンからも検索することができ、より多くの研究者の目に触れることになります。
オープンアクセスにした論文は、オープンアクセスにしなかった論文よりも約5.6倍多く引用されたという統計もあります(物理学分野)。
Open Access vs. Non-Open Access Citation Impact Ratios All Physics Fields D-Lib Magazine June 2004 Vol. 10 No. 6
大学としても、研究成果を還元することによって社会に対する説明責任を果たすことができます。
また、研究成果を迅速に公開することによって、大学の知名度・ブランドイメージを高めることにもなります。
印刷費が不要ですし、紙資源の節約にもなります。
発行の案内を電子メールで行えば送料が不要です。葉書にURLアドレスを書けば通信費は葉書代だけです。

個人や研究室のホームページとリポジトリの違いは?
検索エンジンで検索できるのは同じですが、リポジトリにはメタデータ(論文のタイトル、著者、キーワード、抄録など)を登録します。
このメタデータを国際標準プロトコル(OAI-PMH)を使用して国立情報学研究所に提供することによって、より検索される機会を増やすことができます。
国立情報学研究所(NII)の論文情報ナビゲータ=CiNii(サイニィ)とも連動しています。

リポジトリに登録できる内容は?
学術雑誌掲載論文
学内外紀要・広報等に掲載された論文・記事
各種報告書類(科学研究費報告書、COE報告書等)
会議・学会等での発表資料
講義資料・教材
学位論文
  奈良女子大学内で製作・発行されたすべての知的生産物が登録できます。
  転退職・卒業された方でも、本学の在籍期間中に執筆された論文が登録できます。

リポジトリに登録できる対象者は?
1.本学関係者すべてが対象者です。
2.奈良女子大学に所属する発行団体も対象者となります。

登録方法は?
個人の論文を登録する場合
登録する資料をご準備ください。(電子媒体が無ければ紙媒体でも結構です。)
共著者がおられる場合には、共著者の方にリポジトリに登録する旨をお伝えいただき、公開の許諾を得てください。
奈良女子大学学術情報リポジトリ登録同意書(個人用』をご記入ください。(Word形式
資料にキーワードが記載されていない場合は、必ずキーワードをご記入ください。
コンテンツの種類は、別表から該当する数字をご記入ください。(別表
研究者情報システムから同意をされた場合は、登録同意書は不要です。(詳細
@『奈良女子大学学術情報リポジトリ登録同意書(個人用)』(研究者情報システムから同意をされた場合は不要です)
A登録する資料
上記の二種類を電子情報係(学術情報センターカウンター内ITサポートデスク)までお届けください。
電子メールの添付でも結構です。
紙媒体で提出いただいた場合は、外注でPDF化を行いますので、リポジトリ登録までに時間を要する場合があります。

発行団体の論文を登録する場合
登録する資料をご準備ください。(電子媒体が無ければ紙媒体でも結構です。)
投稿されておられる著者すべてに公開の許諾を得てください。
奈良女子大学学術情報リポジトリ登録同意書(団体用』をご記入ください。(Word形式
個々の論文にキーワードが記載されていない場合は、キーワードをご指定ください。
キーワードが不明の場合は、学術情報センターで任意のキーワードを設定いたします。
コンテンツの種類は、別表から該当する数字をご記入ください。(別表
@『奈良女子大学学術情報リポジトリ登録同意書(団体用)』
A登録する資料(2部以上)
上記の二種類を電子情報係(学術情報センター1FITサポートデスク)までお届けください。
個々の論文を電子メールの添付ファイルでお送りいただいても結構です。
紙媒体で提出いただいた場合は、外注でPDF化を行いますので、リポジトリ登録までに時間を要する場合があります。

登録いただける資料の形式は問いません(Word、Excel、一太郎、PDF、TeX、画像、動画 ... etc)。
提出いただいた資料(画像や動画を除く)は、学術情報センターでPDF化を行い、リポジトリに登録します。
電子媒体の資料がない場合は、紙媒体でも結構ですが、資料の上質化及び経費削減のため、できるだけ電子媒体での提出をお願いします。


登録についての問い合わせ先
学術情報課 電子情報係
Tel : 0742−20−3327
Fax : 0742−20−3250

連絡をいただきましたら、研究室まで説明に参りますので、お気軽にご連絡ください。


登録までの流れ
@本学関係者(在職・転退職を問わず)の皆様からの資料のご提供
      雑誌掲載論文であれば、掲載雑誌名・巻号をお知らせください。
A学術情報センターで登録・保存
      著作権の確認。メタデータ(索引語)の付与。
Bインターネットで公開

著作権について ※重要!
リポジトリに登録するには、著作権が適切に処理されている必要があります。
商業出版社に投稿された論文は、出版社に著作権が委譲される場合がほとんどです。
この場合は、出版社からの許諾が得られた論文のみをリポジトリに登録することができます。
許諾の確認は学術情報センターで行いますので、出版社と掲載誌名または書名をご連絡ください。
掲載された紙面や電子ジャーナルからダウンロードしたものは、学会によってはリポジトリへの登録が認められているところもありますが、海外の出版社で認めているところはわずかです。
しかし、リポジトリの世界的な情勢に伴い、海外の出版社の多くは、プレプリントまたは著者最終稿〜査読済みポストプリントのリポジトリへの登録を許可するようになってきています(Elsevier、Nature、Springer、Wiley など) 。
リポジトリへの登録を希望される方は、著者最終稿(著者版原稿)を大切に保存しておいてください。

例:エルゼビアの場合
エルゼビアのジャーナル論文の著者は、論文の著者版原稿を著者個人または所属機関のウェブサイト(機関リポジトリを含む)に掲載することができます。(参考:http://japan.elsevier.com/sdsupport/#4)

リポジトリの動向
国立情報学研究所が主となって全国の大学・機関がリポジトリの取り組みをはじめています。
平成20年3月現在では75機関がリポジトリを運用・公開しています。
   機関リポジトリ一覧(国立情報学研究所) 参照
本学では、平成18年度国立情報学研究所:次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業に採択され、平成20年3月4日より正式公開しました。

各種規程等
奈良女子大学学術情報リポジトリ運用指針

学術情報課 電子情報係
Tel : 0742−20−3327
Fax : 0742−20−3250